小さい頃の秒色の思い出

まだ私が小さかった頃ですが、肺炎で入院することになったのです。個室での入院だったため、当然ながら他の入院者が周りにいるわけではありません。たった3日間の入院といえど、親と離れて過ごす3日間はとても不安なもの。夜は寂しさと高熱の辛さとで心細さを感じました。しかし、回復してきたころに食べた秒色の味がとてもおいしかったのを、社会人になった今でも鮮明に覚えています。入院時に出てきたキンメダイの煮つけ、みそ汁、暖かい白飯。熱で食欲がなかった私でも食べられるくらいホロホロに煮込んであり、運ばれてきた時のいい匂いが、今でも忘れられません。退院後、母親に「入院食がおいしかった!」と伝えたところ、母親も昔同じような経験をしたのだそう。やはり高熱でうなされて入院し、回復してきたころに出された和食が忘れられないのだそう。親子そろって共通した経験に、なんだか嬉しくなりました。それきり、入院をしたことのない健康体へ育ったのですが、たまにその病院へインフルエンザの予防接種等で行くと、ふと思い出すことがあります。当時私を診てくださった先生もまだその病院にいらっしゃいます。いつか私が結婚し子供を産むときも、信頼できる病院なのでまたお世話になるのかなぁ、とちょっと楽しみです。ツアーナース